AIの発展が仕事に影響!?あなたの仕事はなくなる?なくならない?

日進月歩しているIT業界。その中で今回取り上げるのはAIです。いわゆる人工知能と呼ばれるものですが、このAIが発展することで社会にどんな影響を与えるのでしょうか。

例えばAIに全て任せることができてしまい、人が関与する必要がなくなる業界はどれくらいあると思いますか。

逆にどうしても人が関わらないとできない部分があり、AIが発展しても残っていける業界も気になるところです。

目次

  1. AIとは?
     1-1.背景
     1-2.身近なAI
  2. AIができること
  3. AIが苦手な分野
  4. AIが発展しても残る職業
     4-1.残るかもしれない職業
     4-2.なくなると噂されている職業
  5. まとめ


AIとは?

AIとは、人工知能を意味し、Artificial Intelligence(アーティフィシャル・インテリジェンス)の略です。Artificial=人工的な、Intelligence=知能、の名前の通り「人工的に作られたコンピュータの知能」あるいは「自分で学習しシステムの向上が図れるコンピュータ」といった認識が一般的ではないでしょうか。

もちろんその認識も間違いはないのですが、実はAIには明確な定義がないのが現状です。つまり「なにができればAIと呼べるか?」が決まっていないのです。

それだけ「できることが多い」「可能性がある」といった解釈もできるかもしれません。

ではなにをきっかけにAIという言葉は広まり、どんなことに使われているのかを見ていきましょう。



背景

今でこそよく聞くようになったAIですが、このAIという言葉が生まれたのは1950年代といわれ、半世紀以上も前になります。

1956年に開催されたダートマス会議において、アメリカのダートマス大学で教授をしていたジョン・マッカーシーが命名しました。

それを機に広く認知されるようになり、AIの分野は積極的に研究されていきます。



身近なAI

現在ではよく認知されているAIですが、どんなものに使われているのでしょうか。

・お掃除ロボット……障害物を避けたり、間取りを学習したり、自分で充電場所まで戻ったりと、手間もかからず効率的に掃除してくれます。有名なものにルンバがあります。
その他にも冷蔵庫や電子レンジ、エアコンなどAIが搭載された家電製品はいくつもあり、私たちの生活をサポートしています。

・英会話などの翻訳……Google翻訳にもAI機能が役立てられていて、翻訳の精度が飛躍的に向上しました。

・スマートフォンのカメラ……AIを利用しているカメラを搭載したスマートフォンも登場しています。シングルレンズにおいて背景をぼかしたり、写真を明るく加工したりと幅広く活躍しています。



AIができること

身近なところでAIは活躍していますが、具体的に現在の技術でAIができることはどんなことなのでしょうか。

・言語処理……人が話す言葉を理解・処理させる。
・音声処理……声のテキスト化や話した内容に対する受け答えなど。
・画像処理……写真などの画像から人・物を区別し認識させる。
・単純作業……繰り返し行うルーティンワークや異常検知。通常の運用を学習させるとともに、そこから大きく逸脱した場合に異常として検知する。
・検索や予測……ある条件下において最適な結果を予測し、最適解となり得るパターンを検索する。通販サイトの受発注や将棋や囲碁のAIが有名。



AIが苦手な分野

日々発展しているAIはできることも増えていますが、以下のようなことは苦手とされています。

・クリエイティブな仕事……0から何かを生み出すことは難しい。
・相手の気持ちに応じた対応……感情があるわけではないのでいわゆる「空気を読む」ことは苦手。



AIが発展しても残る職業

すでに身近なところにあるAIは、仕事の面においても活躍しています。気になるのは今後AIがさらに発展することで「もしかしたらこの仕事はなくなるのでは」と、噂されている職業があることです。



残るかもしれない職業

・営業職
→相手との駆け引きなど、高いコミュニケーション能力が必要です。

・精神科医やカウンセラー
→相手の気持ちを汲み取り改善に向けてアドバイスしていく必要があります。

・介護の仕事
→コミュケーションを取りながらのサポートが必要です。

・コンサルタント
→様々な企業や個人事業主の課題を見つけて改善案を提案する必要があります。

・デザイナー
→クライアントの要求を正確に理解し、求めるものを生み出す必要があります。

その他にも、小学校・中学校の教員、助産師、スポーツインストラクター、雑誌編集者などが挙げられます。

こうしてみると、コミュニケーション能力や創造性、交渉力など、感情や技術力、表現力を伴うような仕事が当てはまっているのではないかと思います。

この辺りはまだAIでは代替が難しいので、AIが発展したとしても生き残れる可能性があるといわれています。



なくなると噂されている職業

・電車運転士
→すでに無人化が進んでいる職業です。車などと違いレールの上を走るため自動化がしやすいことが要因?

・一般事務
→毎日決められた処理をする場合、AIの方がヒューマンエラーも起こらないため、代替されやすいといわれています。

・ライター
→調査や分析はAIの得意分野のため、記事のテーマによってはライターの仕事がなくなるといわれています。

・工場のライン作業
→単純作業の多い流れ作業はAIに取って代わられやすいといわれている職業です。AIであれば、ネジの止め忘れやシールの貼り忘れなど、ヒューマンエラーも起こらないので、一定の品質が担保しやすい点も注目されています。

その他には、警備員や清掃員、スーパーやコンビニの店員、ホテルの接客係などがAIの発展に伴いなくなる可能性があるといわれている職業です。

特徴としては単純作業や繰り返し作業が多いことではないでしょうか。決められたことをこなす作業がAIは得意分野であるため、なくなる可能性が高いといわれるようです。

また、人件費の削減になることも企業がAI導入を進める理由のひとつかもしれません。



まとめ

人工知能を意味するAI。1950年代から積極的に研究が進み、現在では家電製品から業務用製品まで幅広く活躍しています。

身近なところだと、お掃除ロボット・翻訳機能・スマートフォンのカメラなどでAIは動いています。

AIがこなせることとしては、言語処理・音声処理・画像処理・単純作業・検索や予測などがあり、創造性を伴う仕事や相手の気持ちを汲むといったことは苦手です。

そのAIが発展していくことで「なくなるのでは?」と噂される仕事がある反面、生き残れるといわれている仕事もあります。

生き残れる可能性があるのは、

・営業職
・精神科医やカウンセラー
・介護職
・コンサルタント
・デザイナー

などがあり、まだAIが苦手とする創造性や気持ちを読み取る必要がある仕事などが該当します。

逆になくなる可能性がある仕事は、

・電車運転士
・一般事務
・ライター
・工場のライン作業

などです。

AIがこなせる単純作業が多い仕事などは、代替されやすいといわれるようです。

今回ここに挙げた職業が必ずその通りになるとは限りません。

例えば、AIを導入して無人化したコンビニやスーパーは窃盗の被害にあいやすいのではないかなどの課題は当然残ります。

しかし一部ではすでに無人化がすすめられているのは事実ですが、AIに仕事を取って変わられるよりも、共存していけたらいいですよね。

そんな未来が来るかもしれないし、来ないかもしれませんが、万が一に備えて資格を取ったりしてみてはいかがでしょうか。

実際に仕事がなくなる、なくならないは別として、ただのきっかけとして自己啓発に励んでみるのもいいかもしれません。



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ライター:彦坂