Googleしごと検索(Google for Jobs)とは?特徴と導入方法

世の中には自社の求人を表示させる様々な仕組みがあります。

今回はそのうちの一つである、「Googleしごと検索」ついて、その概要と導入方法をご紹介したいと思います。
※当記事で扱う検索エンジンは全てGoogle検索について解説しています

目次

  1. Googleしごと検索とは?
  2. Googleしごと検索の特徴
  3. Googleしごと検索の導入方法
     3-1.Indexing API(インデクシング・エーピーアイ)
     3-2.構造化データのマークアップ
  4. まとめ



Googleしごと検索とは?

Googleしごと検索(Google for Jobs)は、Googleの検索窓へ「求職に関するキーワード(例:東京 営業など)」を入力すると、自動的にGoogleがピックアップした求人情報が検索結果に表示されるサービスのことです。

2017年にアメリカで発表されたサービスで、日本では2019年に展開され注目を集めました。

求人情報として表示される内容は、業務内容、時給、募集地、雇用形態、広告の提供元などの要素から構成されています。

また、これに関連したGoogleの採用管理システム(ATS)である「Google Hire(グーグル・ハイヤー)」というものがありましたが、2020年にサービスを終了しました。

※採用管理システム…Applicant Tracking System(アプリカント・トラッキングシステム)略してATSと呼ばれ、応募者が採用プロセス中のどの段階にいるかを管理できるシステムのこと

Googleの検索では、クローラーと呼ばれるプログラムが自動的にさまざまなホームページを巡回して、検索結果に表示するためのデータ蓄積を行っています。

そして、この技術を活かしてあらゆる求人情報をクローラーが自動的に巡回し、データ蓄積と検索ワードに合わせて求人表示を行うことができるのがGoogleしごと検索の大きなポイントです。



Googleしごと検索の特徴

自社の求人が検索結果の上位に表示されるようにするには、リスティング広告と呼ばれる広告費をかける方法と、オーガニック検索と呼ばれる、広告費をかけずにGoogleのアルゴリズムに合わせて自社のページが上位に表示してもらえるようにコンテンツを最適化する方法があります。

そして、「Googleしごと検索」の検索結果はリスティング広告と(リスティング枠)オーガニック検索の結果(オーガニック枠)の間に表示されます。つまり上から順番に「リスティング広告枠」「Googleしごと検索枠」「オーガニック枠」の順になります。※「オーガニック枠」の後、最下部にもリスティング広告は表示されます。

そのため、Googleのアルゴリズムに合わせてホームページの内容を工夫する必要はなく、うまくGoogleしごと検索に最適化した求人ページを作ることができれば、オーガニック検索より上の「Googleしごと検索枠」に自社求人を表示することも可能になるという特徴があります。



Googleしごと検索の導入方法

実際にGoogleしごと検索のクローラーに自社の求人情報を追加してもらうためには、Indexing APIと求人情報を構造化データのマークアップが必要になります。※今回は概要の解説のみで、実際の詳細な設定方法については便器上割愛致します。




①Indexing API(インデクシング・エーピーアイ)

Indexing APIは、クロール対象のページURLをGoogle に送信する機能です。

通常通りGoogleから自動的にクロールされるのを待つ場合、求人を修正した場合にそれが即時反映されません。

Indexing APIを設定すると、求人情報に変更があった場合も、すぐにGoogleにクロールしてもらうことができます。

API…Application Programming Interface(アプリケーション・プログラミング・インターフェイス)の略で、アプリケーションをプログラミングするための要素のことを指します。




②構造化データのマークアップ

求人情報を構造化したデータを「schema.orgのJobPosting」の様式にしたがってマークアップすることで、Googleのプログラムに適切にクロールされやすくなります。

参考URL:「schema.orgのJobPosting(英文)」
https://schema.org/JobPosting

「jobLocation」「baseSalary」などの大項目を中心に、その小項目として「”addressRegion” : “東京都”(勤務地:東京都)」「”maxValue”: 500000(給与月上限 50万)」などとマークアップしていきます

“workHours”などで文章が必要な場合は「<p>10:00~19:00 (勤務時間応相談)</p>」のように、</p>タグでマークアップします。



まとめ

ここまで、Googleしごと検索についてご紹介してきました。

まとめると、
Googleしごと検索は自動的にGoogleのプログラムが各求人をクロールする仕組みです。
自社の求人にIndexing APIの設定と正しいマークアップを施し、「Googleしごと検索枠」に求人が適切に表示されるようになるといいですね。

今回の記事が、求人掲載についての参考になれば幸いです。

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ライター:井上