CHRO(シー・エイチ・アール・オー)とは?人事部長との違い
皆さんは「CHRO」という言葉を聞いたことはありますか?
聞いたことがあるという人が少なそうな、この「CHRO」とは一体何のことなのでしょうか?
今回はCHROについて、その概要と関連用語との違いをご紹介したいと思います。
目次
- CHROとは?
1-1.CEO、CHOとの違い
1-2.人事部長との違い - CHROの詳細
2-1.CHROになるために必要なこと
2-2.CHROの必要性 - まとめ
CHROとは?
CHROは、Chief Human Resource Officer(チーフヒューマンリソースオフィサー)の略で「最高人事責任者」を意味します。
CEO、CHOとの違い
CHROと似た言葉であるCEO(シーイーオー)は、Chief Executive Officer(チーフエグゼクティブオフィサー)の略で、日本語では「最高経営責任者」を意味します。CEOの「E」が人事を表す「HR」に変わったと捉えるとCHROは覚えやすいかもしれませんね。
同じく似た言葉であるCHO(シーエイチオー)は、Chief Human Officer(チーフヒューマンオフィサー)の略でCHROと同じ意味になります。
人事部長との違い
従来からあった「人事部長」という役職は、経営陣が決めた戦略に沿って人事管理を行い、企業の経営に関して口を出すということはありませんでした。
一方、CHROは経営陣の一人として人事権について一任されています。
人材の管理は経営と深く関係しているという考えから、「〇〇という目標を達成するために、△△のような人材を採用しよう」というように、人材活用の具体案を提言して会社の経営戦略に携わっていくというところが「人事部長」との大きな違いだと言えます。
CHROの詳細
CHROになるために必要なこと
CHROは人事の専門家として豊富な人事に関する経験が求められます。
しかし、それだけではありません。CHROという言葉が日本より浸透しているアメリカの場合は、CHROの65%以上が人事部門以外での勤務経験があるそうです。
日本もそれにならってCHROの求人では「人事以外の業務に関わった経験」が応募要件になっている場合が多いです。
CHROの必要性
CHROの必要性については日本でも認識されつつありますが、その設置率はかなり低く約3割程度だと言われています。
また、従業員の規模が大きい会社ほどCHROが設けられている割合が増える傾向にもあります。今後さらにCHROの必要性が高まることが予想され、その業務を行える人材はより貴重な存在になっていくと考えられます。
まとめ
ここまで、CHROについて詳しくご紹介してきました。
まとめると、
CHROは人事部長と異なり、経営に対して人事の側面から積極的に発言を行えるというのが特徴です。
また、日本はまだCHROの設置率は少ないですが、今後その必要性はより高まることが予想されています。
今回の記事が、CHROについて理解するための参考になれば幸いです。
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ライター:井上