【攻めの人事を実現!】HR、HRBPとは?

Human Resources(ヒューマンリソーシズ)の頭文字をとった、人事を意味する「HR」という言葉があります。

また、それに関する用語である「HRBP」という言葉はご存知でしょうか。
今回はHRとHRBPついて、その概要と詳細をご紹介したいと思います。

目次

  1. HRの概要
     1-1.HRとは?
     1-2.HRの業務内容
  2. HRBPとは?
  3. HRBPの導入事例
  4. まとめ



HRの概要




HRとは?

冒頭でもご紹介しましたが、HRはHuman Resources(ヒューマンリソーシズ)の頭文字をとった「人事」を意味します。

「人事」という言葉に加え、Resources(リソーシズ=資源)という言葉からわかるように、HRは人を単なる労働力と捉えるのではなく、会社が持つ大切な資源として活用しようという考えに基づいているというニュアンスがあります




HRの業務内容

①採用

HRの核となる業務が「採用」です。新卒採用や中途採用、正社員やアルバイト、パート、派遣・業務請負など様々な雇用形態を担当する採用分野では、ただ応募を待つのではなく、自社で長期的に活躍できる人材へ積極的にアプローチしていくことも重要な業務になります。

②人材育成

採用活動で、無事優秀な人材を確保することができたら、職種ごとの研修をしっかりと行い早い段階で新たな人材を即戦力化することが求められます。

そのためには、どのような研修が必要なのか、研修を行う社員はどのように配置したらよいのかなど、会社全体を見渡して適材適所に人材配置を行うことが求められます。

③人事・労務管理

人事制度や、雇用管理、福利厚生などを総合的に鑑み、適切な人事・労務管理を行うことが重要なポイントになってきます。



HRBPとは?

HRBPは、HRビジネスパートナーの略で企業における責任者のビジネスパートナーとして、経営層と同じ視点から最適な組織編成などの人事戦略を考える人事のプロフェッショナルのことを指します。

HRBPは、1997年にミシガン大学ビジネススクールの教授であるデイビット・ウルリッチ氏が提唱した概念です。欧米の企業では一般的になっていますが、日本では認知度がまだ低く、実際に導入している企業も少ないのが現状です。

しかし、従来の年功序列や終身雇用を主体とした日本型の雇用システムが変わりつつある現在、より会社の経営に直結するような打開策が求められています。

そのため、経営者や事業責任者に寄り添うビジネスアドバイザーとしてのHRBPの存在が重要視されているのです。



HRBPの導入事例

HRBPの導入事例として、株式会社ディー・エヌ・エーのHRBPが所属する組織開発部があります。

組織開発部は同社の中で最も規模が大きいゲーム・エンターテインメント事業部に対してHRBP業務を行う役割を担っています。

ディー・エヌ・エーではゲームクリエイターの採用がなかなか進まない一方で、社内のクリエイターの退職が相次ぐという問題を抱えていました。

HRBPはその問題解決のために選考フローの整備とリファラル採用を強化するとともに、給与水準の見直しや選考プロセスの変更を行い、クリエイターにとって働きやすい環境づくりと、その人材の確保に成功しました。

これはHRBPが所属する専用の部署を設けたことが功を奏したHRBP導入の成功事例だと言えます。

※リファラル採用…自社の社員に友人や知人を紹介してもらう採用手法のこと



まとめ

ここまで、HRとHRBPについてご紹介してきました。

まとめると、HRは「採用」「人材育成」「人事・労務管理」の3つの業務を中心とした、自社が持つ大切な人材をフルに活用しようという考えに基づいているという点がポイントでした。

また、HRBPは企業における責任者のパートナーとなり、最適な組織編成などの人事戦略を考えるプロであることをご紹介しました。

今回の記事が、HR・HRBPに関しての参考になれば嬉しいです。

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ライター:井上