【改定版】早生まれとは?数え年についても解説!

「早生まれ」という言葉…聞いたことはあるけど、正確な定義はわからないという方もいらっしゃるかもしれません。

当コラムでは早生まれについて以前も少し紹介していますが、今回は前回とは違う視点から「早生まれ」について解説します。

※過去のコラムについては以下をご参照ください。
早生まれの区切りはいつ?

目次

  1. 早生まれとは?
     1-1.早生まれの定義
     1-2.早生まれの例
  2. 数え年の影響
  3. まとめ



早生まれとは?




早生まれの定義

春の入学シーズン。

この時期に小学校に入学する「早生まれ」の子どもの親御さんは、早生まれによる他の子との成長差があっても、問題なく授業についていけるようにと強く願っていることでしょう。

ところで、早生まれの子どもは同じ学年の中では誕生日が遅く、年をとるのも遅いはずなのになぜ「早生まれ」と呼ぶのでしょうか。

辞書での早生まれの定義は「1月1日から4月1日までの間に生まれた人」です。(デジタル大辞泉より)

それに対して、小学校の学年は4月1日に始まり3月31日に終わります。そして、4月1日に満6歳になっている子どもが小学校に入学できます。




早生まれの例

4月~翌年3月という年度で見ると、早生まれの子どもは年度始めのころに生まれた子どもに比べて1歳近く幼いことになります。

もし4月2日生まれなら、入学式の時点ですでに7歳になっている計算になります。

しかし早生まれの子の場合、仮に3月31日生まれだとすると、約1年後にやっと7歳になります。入学式から終業式までの1年間は6歳のままということになり、7歳の誕生日を迎えるのは同学年で最も遅くなります

そして、この「早生まれ」という言葉は「4月~翌年3月」という年度ではなく、「1月~12月」という年の中で見たときに、1月1日から4月1日までの間に生まれた人は「早い」ということに由来しているようです。



数え年の影響

今はもう使われることはなくなりましたが、「数え年」という年齢の数え方があり、これが「早生まれ」という言葉の由来にもなっているようです。

数え年は古くからある数え方で「生まれた瞬間を1歳として、正月を迎える度に1歳ずつカウントする」という方法です。数え年では、同じ年に生まれた人は誕生日に関係なく正月に1歳年をとるということになります。

極端な例を挙げると、数え年では12月31日生まれの子は翌日1月1日に2歳になる、ということですね。

現在、小学校の場合は満6歳になっている子どもが入学できるようになっており、その前年の4月2日から年が変わった4月1日までに生まれた子どもが対象になります。

その中で12月31日までに生まれた子どもは数え年で8歳になっており、1月以降に生まれた子どもは数え年では7歳という計算になります。

先ほど、辞書での早生まれの定義は「1月1日から4月1日までの間に生まれた人」とご紹介しましたが、あわせて「4月2日から12月31日までに生まれた人が数え年8歳で就学するのに対して、数え年7歳で就学するところからいう」という記載があります。(デジタル大辞泉より)

まとめると、「数え年」という現在は使われていない数え方をもとに考えた場合、1月1日から4月1日までの間に生まれた人が「早生まれ」ということになります。



まとめ

ここまで、早生まれについてご紹介してきました。

まとめると、
早生まれは「1月1日から4月1日までの間に生まれた人のことで、4月2日から12月31日までに生まれた人が数え年8歳で就学するのに対して、数え年7歳で就学するところから由来している」ということになります。

今回の記事が、早生まれについて詳しく知るための参考になれば幸いです。

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ライター:井上