採用サイト作成に!社員インタビュー&座談会のコツ
以前、採用サイト作成に必要なコンテンツについてご紹介しました。今回は、その中で挙げた社員インタビューと座談会コンテンツの作り方、質問内容などについて解説します。
前回の記事はこちらです。ぜひあわせてご覧ください。
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応募者が増える!採用サイト作成に必須のコンテンツ
https://web-wwc.com/blog/3637
目次
- 社員インタビュー&座談会コンテンツの重要性
- 目的を明確に定める
- 話してもらう人を選ぶ
- 質問は求職者が知りたい情報を含んだものを
4-1.会社の雰囲気が分かる質問
4-2.業務のことが分かる質問
4-3.入社後の生活がわかる質問 - 当日に気を付けること
- まとめ
社員インタビュー&座談会コンテンツの重要性
一見すると採用には直接関わりのないものに思えますが、コンテンツのひとつとして設ける企業が増えてきています。
社員インタビュー、あるいは座談会は、求職者にとっては実際に働いている人の声がわかる貴重なコンテンツ。代表者・採用担当者メッセージに比べて砕けた印象で読みやすく、「苦労したこと」「大変だった案件」といったマイナスな情報が得られるのもメリットです。
入社前後のギャップを減らすために、社員インタビュー・座談会コンテンツは非常に効果的です。
目的を明確に定める
社員の会話を漠然と掲載すればいいというものではなく、「何を伝えたいのか」を決める必要があります。
社員同士の仲がよく、和気あいあいとした雰囲気を伝えたいのか?個人単位の目標が高く、向上心があることを伝えたいのか?お客様第一で、コミュニケーションにやりがいが感じられることを伝えたいのか?
伝えたいことはたくさんあると思いますが、一人のインタビュー、あるいは一回の座談会で、メインの目的はひとつに絞ったほうが良さそうです。
求める人物像と照らし合わせながら決めると失敗しにくいです。募集する職種が多い場合は、それぞれの在職者インタビューを掲載するのもおすすめです。「どんな部署にもまんべんなく言えること」も大切ですが、「自社の○○部はこうです!」という内容のほうが、求職者に響きやすくなります。
求める人物像の設定において有効な「ペルソナ設定」についても紹介していますので、よければご参照ください。
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採用マッチング率を上げる!ペルソナ設定とは
https://web-wwc.com/blog/3075/
話してもらう人を選ぶ
目的を定めたら、その内容に合った人物を選びます。
社員同士の仲の良さを伝えるなら、いつも中心となってコミュニケーションをとる人。個人の向上心を伝えるなら、短期間で大きく成績を伸ばした人。接客のやりがいを伝えるなら、お客様からの指名が多い人…など、自社の良さを知っている、または伝えてくれそうな人にお願いしましょう。
座談会にも、目的に合った人物をメンバーに加えます。その上で、採用に特別力を入れたい部署がない限り、社歴・年齢・性別も含め、なるべく複数の部署から選ぶのをおすすめします。
さまざまな立場の人がいたほうが、上下関係の距離感や部署間のコミュニケーション、業務の関りなどがより身近に感じられるので、いきいきとしたコンテンツになりやすいです。
企業によっては、会社の代表と一番若手の社員での一対一のトークを公開しているところも。役職の差が大きい人同士であるほど、「社員同士のコミュニケーションがとれている」ということに説得感が増しますね。
質問は求職者が知りたい情報を含んだものを
インタビューや座談会では、なるべく自社の良さが伝わる質問をしていきます。
質問づくりの際に注意しなければいけないのは、「良いところだけの内容になっていないか」ということ。自社の良さを伝えることはもちろん大切ですが、企業側の押し付けになってしまうと、求職者に刺さるコンテンツになりません。
質問づくりのポイントを3つ挙げたので、参考にしてみてください。
会社の雰囲気が分かる質問
求職者が入社を検討しやすい情報の第一歩目が、社内の雰囲気です。
モチベーションにも大きく関わってくるだけに、マッチング率を上げるなら必ず伝えたい情報ですが、文章だけではなかなか伝わりにくいもの。インタビューや座談会はそういった「空気感」を伝えるのに適したコンテンツです。
社員間のコミュニケーションや社内イベントの頻度、様子などが聞き出せる質問を選びましょう。
「社員同士の仲が良い」といったプラスの答えがあれば、「休憩時間にみんなで〇〇の話で盛り上がる」「休日に一緒に遊びに行ったりする」といった、具体的にそう感じたエピソードがあるとより良い内容になります。
業務のことが分かる質問
具体的な業務内容をはじめ、仕事のやりがいや自身の成長を感じたエピソードなど、現職の立場から主観で語られることで、ぐっとリアリティが増します。
必ず含めておきたいのが、失敗したことや苦労したことのお話です。
苦労がつきものなのは求職者も承知の上ですから、いい話ばかりだと「都合の悪いことは隠しているのでは?」といった不信感を抱くきっかけになることも。
もちろん、マイナス面の主張ばかりでは印象が悪くなってしまうので、「どのように自社のPRに繋げるか?」が良いコンテンツになるかどうかの分かれ目になってきます。
入社後の生活がわかる質問
「知りたいけど、改まった場では聞きにくい」という細かい内容を気軽に載せられるのがインタビューや座談会のメリットのひとつ。ありきたりなものではなく、トレンドに合わせた質問・答えにすることが、より求職者に刺さるコツになります。基本的には実際に働いている人のリアルがわかる質問がおすすめです。
プライベートに踏み込みすぎない程度に、入社後の生活が想像しやすい情報をヒアリングしましょう。
当日に気を付けること
インタビューや座談会と同時進行で写真撮影を行うことがほとんどです。
身だしなみに気を配ることはもちろんですが、なるべくリラックスした状態で行えるように工夫しましょう。強張った表情で話している姿よりも、楽しそうにいきいきとしている姿のほうが、求職者にとっても好印象です。
リラックスのコツは、本文に掲載しない雑談なども積極的に交えていくことです。
一見関係なさそうな話題から「そういえば…」と良いエピソードが飛び出してくることもあるので、じっくり時間をかけて話を聞いていきます。
まとめ
社員インタビューや座談会は、求職者にとって会社をより身近に感じられるコンテンツ。働いている従業員は唯一無二ですから、同業他社と比較した場合に差がつけやすいポイントでもあります。
「良いところ」の押し付けではなく、「苦労したけれど、こうやって乗り越えた」といったマイナスエピソードも、改善のきっかけとセットにして掲載するのがベスト。
「採用サイトの内容がありがちで、効果がいまいちかも」という方は、新しいコンテンツとして検討してみてはいかがでしょうか。
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ライター:野倉