内定辞退を減らす!新卒内定者フォローのコツ

内定を出した学生に対し、定期的な連絡や社内行事でコミュニケーションを図る、内定者フォロー。ちょっとした工夫で、内定辞退の数を減らすことができます。

今回は、内定者フォローの取り組み方、押さえたいポイントなどについてご紹介します。

目次

  1. 内定者フォローの必要性
  2. 内定者が求めているもの
     2-1.社会人になることへの不安の解消
     2-2.会社の雰囲気を知りたい
     2-3.上司や同期とのコミュニケーション
     2-4.実際の業務を知りたい
  3. 何をしたらいい?
     3-1.定期的な個別コミュニケーション
     3-2.社内イベント・内定者研修
     3-3.面談会・座談会
  4. まとめ


内定者フォローの必要性

新しい環境に飛び込むときは、誰だって不安になりますよね。社会人経験のない学生ならなおさらで、「この会社で、自分は本当にやっていけるのだろうか?」という悩みを常に抱えています。

不安が膨らむと、「やっぱり自分には無理だと思うので、内定を辞退します」なんてことも。

こういったことは、企業に対する情報が少ないことから起こります。不明な部分を悪い方向に想像して、それがどんどん暴走してしまうんですね。

内定辞退を減らすためには、積極的なコミュニケーションを取り、内定者により自社のことを知ってもらう必要があります。こうしたフォローにより、モチベーションアップ、入社後の円滑なコミュニケーション、技術や知識の習得スピード向上…といった効果が期待できます。



内定者が求めているもの

内定者自身がどんなことを不安に感じているのか、自分から会社へは言いづらいもの。ポイントを押さえて、モチベーション高く入社してもらえるよう工夫しましょう。

基本的には「入社したあとの自分」が具体的に想像できる情報があるとよさそうです。



社会人になることへの不安の解消

基本的なビジネスマナーを学んでいる学生がほとんどですが、やはり不慣れな部分が多く、不安に感じやすいようです。業界特有の常識やルール、社内の風潮など、「初めから当たり前にできる、あるいは知ってなければいけないのでは?」と身構えてしまうことも。

学んで身に付けていく姿勢が大切だ、ということをきちんと伝えてフォローしていきたいですね。



会社の雰囲気を知りたい

採用情報や面接などで自社の雰囲気を伝える機会はあったかもしれませんが、「実際に働いたらどんな感じなのか」を知りたい学生は多いです。インターンなどの経験がないと、いざ働いてみたら「想像と違うかも…」というギャップに苦戦することに。

やはり百聞は一見に如かず。実際に社内の雰囲気を感じてもらえる場を設けるとよさそうです。



上司や同期とのコミュニケーション

一緒に働く上司や先輩、同期の人となりがわかると安心できます。

初めてで慣れない業務ばかりでも、相談できる相手や共感できる仲間がいるだけで、モチベーションはぐっと上がります。入社前にある程度の人間関係が築けることは、大きなアドバンテージになると言えそうです。



実際の業務を知りたい

業界研究によって業務の大まかな内容は理解していても、「入社してすぐ、自分はまず具体的に何をするのか?」を知っているのといないのとでは、安心感が大きく違ってきます。

どのくらいの期間でどの程度の仕事ができるようになっていればいいのか、といった具体的なキャリアプランを示してあげられると、なお良いかもしれませんね。自分が期待されていると感じられれば、モチベーションはさらに高まるのではないでしょうか。



何をしたらいい?

内定者の不安を取り除くための工夫として、具体的な案をいくつか挙げます。可能であれば、内定者の事前アンケートなどで、より適切な取り組みができるといいですね。



定期的な個別コミュニケーション

メールや電話、LINEなどで内定者と継続的に連絡をとっている方は多いかもしれません。

重要なのは「個別」というところ。複数人の場では拾いにくい意見や悩みも、個別になれば聞き出せる可能性が上がります。アンケートの一斉送信なども効果的な取り組みですが、その後のフィードバックを個別に行うことで、担当者の負担を減らすこともできます。

アンケートで内定者の声を集約し、返答を該当する業務の部署へ割り振れば、より的確な解答が期待できます。

頻度が高すぎるとプレッシャーになるので、適度な感覚を保って接しましょう。



社内イベント・内定者研修

社内の雰囲気や業務の内容など、内定者に体験してもらうにはイベントや研修へ参加してもらうのが一番です。

個別のコミュニケーションはどうしても担当者のみに負担がかかりがちですが、内定者が採用担当者以外の社員と繋がることで、より丁寧なフォローが叶います。社内全体の意識改革もできるほか、自分と同じ業務を行う先輩の声が聴ける場は、内定者にとっても大きなメリットです。



面談会・座談会

研修を行うのが難しい、参加してもらえるような社内イベントがない、という場合は、面談や座談会の機会を設けるのもおすすめです。

可能であれば内定者が所属する部署の社員を交え、内定者同士で交流できる場があるとベストです。「ほかの人も不安なんだ」「先輩も、入社前はこうだったんだ」と知ることで、内定者の不安を大幅に軽減することができます。



まとめ

内定辞退を減らすためには、内定者フォローが必要不可欠です。

入社後の業務へのハードルをなるべく下げてあげる工夫をしましょう。内定者自身が「入社後に自分が働いている姿」を想像できる内容がベストです。情報を伝えるだけではなく、実体験を伴った理解を深めてもらえるとなおいいですね。

内定辞退にお悩みの方にとって、少しでも参考になれば幸いです。



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ライター:野倉