転職媒体の種類とは?Webと紙のメリット・デメリットを紹介

終身雇用の時代とは異なり、現在では転職が当たり前の時代です。それに伴って転職に関する本やサイトも増加しています。経験を積んだ従業員が抜けることは会社にとって痛手ですが、新しい風を吹かせるチャンスでもあります。

今回は優秀な社員獲得のために利用する転職媒体は何がいいのか比較・紹介していきます。

目次

  1. 転職媒体の種類
     1-1.Webの特徴
     1-2.紙の特徴
  2. 転職媒体の比較
     2-1.Web媒体のメリット・デメリット
     2-2.紙媒体のメリット・デメリット
  3. まとめ


転職媒体の種類

転職媒体とは、人材を採用したい企業が求人情報を掲載して応募者を募るための媒体です。大きく分けてWeb媒体と紙媒体の2種類があります。特にインターネットが普及している現在では紙媒体よりも、Web媒体のほうが主流です。

とは言え紙媒体にもまだまだメリットはあり、それぞれに特徴があります。



Webの特徴

Web媒体は、自社サイトや転職サイトなどのネット上に求人情報を掲載する方法です。サイトによって応募には会員登録する必要はありますが、基本的にインターネットに接続できる環境であれば誰でも閲覧可能です。そのため募集ターゲットは全国の応募者になります。

Web媒体は民間企業が運営していて、その数も多いので欲しい人材や雇用形態に応じて選択する必要があります。

例えば、

・新卒→リクナビ・マイナビ
・中途→エン転職・doda
・アルバイトやパート→バイトル・タウンワーク

などです。

※メディアよっては新卒や中途、あるいは業種などに特化した転職サイトを立ち上げている場合がありますので、上記に挙げた種類だけではないことに注意してください。



紙の特徴

紙媒体は、駅やコンビニなどに無料配布されている求人フリーペーパーや新聞の折り込みチラシなどがあります。エリアごとに発行されるため、地域に特化した採用がしたい場合や新聞を定期購読している方が多いシニア世代などが募集ターゲットとして適しています。



転職媒体の比較

現在主流となっているのはWeb媒体ですが、紙媒体と比較してそれぞれどういったメリットやデメリットがあるのでしょうか。



Web媒体のメリット・デメリット

【メリット】

・全国の幅広い転職希望者をターゲットにできる。
→ネット環境次第で誰でも閲覧可能なため、ユーザーの目に留まりやすい。しかも転職サイトは基本的に無料で利用できるものが多いため、気軽に見てもらえます。

・素早く最新情報を届けられる。
→原稿さえできてしまえばネットにアップするだけなので、余計な手間がかからないことも特徴。さらに、情報の追加・修正があればすぐに更新可能で、常に新しい情報を提供できます。

・欲しい人材に合致した応募者に訴求しやすい。
→業種・職種・給与・経験の有無・休日・福利厚生など検索条件が豊富で、その中から応募者は自分に合った条件で求人を探します。つまり企業側にしてみても、欲しい人材に適した要件を掲載することで、条件に合致した転職希望者から応募が来やすくなります。
また、業種や職種、雇用形態に特化した採用サイトもあるので、ニーズに応じてターゲットを絞った訴求も可能です。

・掲載できる情報が多い。
→文章や画像を掲載してのアピールだけではなく、動画も載せられます。社風や社内の雰囲気、社員の人柄など、文字では伝えきれない情報を伝えることもできます。

・採用コストを抑えられる場合も。
→無料で求人情報を掲載できるサイトもあります。有料に比べて凝った装飾はできないなど制限はありますが、必要な基本情報を掲載するためには十分な機能が用意されています。
また、メディアによって料金形態は様々です。掲載料のみの形態であれば何人採用しても費用は変わらないためコストダウンも可能。しかし、応募や採用といった成果に応じて料金が変わるプランもあるため、注意が必要です。

また、indeedや求人ボックスなど、無料で掲載可能な求人検索エンジンの利用がここ数年で増加傾向にあります。

indeedや求人ボックスに関する記事はこちら

【こんなに便利!】Indeed(インディード)とは?そのメリットと仕組み
求人ボックスとは?その特徴とIndeedとの違い

【デメリット】

・他の求人と競合する可能性がある。
→主流ということは多くの企業が利用しているということです。そのため、他の求人情報に埋もれてしまい、そもそも見てもらえないという事態になる可能性も考えられます。
そういった事態を避けてマッチングできるように、掲載する時期や情報、募集条件など他と差別化を図る工夫が大切です。

・料金形態に注意が必要。
→料金形態は大きく分けて、掲載料のみ、応募があった時、採用人数に応じて費用が発生する場合の3つがあります。費用が生じるタイミングが違うため、事前の確認は必須です。



紙媒体のメリット・デメリット

【メリット】

・地域にあわせた求人アピールが可能。
→フリーペーパーなどの紙媒体は地域ごとに発刊されています。そのため地域に特化した採用活動が可能です。駅やコンビニに無料配布されていて、地域の方々に手に取ってもらいやすい傾向にあります。

・シニア世代へのアピールに向いている。
→シニア世代の方はスマートフォンやパソコンから気軽に検索といったように、インターネットやデジタル端末に慣れていない場合も多いです。その反面、新聞を定期購読するなど紙には慣れているので、シニア世代に募集をかけたい場合に向いています。

・受動的な訴求にも役立つ。
→Web媒体は基本的に検索→閲覧といった能動的な動きが必要ですが、紙媒体の場合はパラパラとめくった結果、偶然目に留まることもあります。そういった意味では「転職を考えているけど悩んでいる」といった層の関心も惹ける可能性もあります。

【デメリット】

・情報の更新が困難。
→1度発行すると追加や修正、採用が決まった場合の掲載終了が難しくなります。
そのため採用枠が埋まっても問い合わせがくる可能性もあります。これは採用者と応募者双方にとって時間の浪費となるため、期限を記載するなどの工夫が必要です。

・掲載できる枠に限りがある。
→文字数の制限など紙面には掲載可能なスペースが限られていて、それに伴い載せる情報を絞り込む必要があります。また、掲載場所によっては応募者の目に留まりづらいといったことも考えられます。



まとめ

転職媒体としては主に、Webと紙の2種類があります。

Webはネット上に掲載して全国の応募者をターゲットとし、紙は地域に絞った訴求が可能でした。

それぞれ一長一短あり、

Webは、

・全国をターゲットにできる
・常に最新情報を掲載可能
・欲しい人材に合わせた訴求がしやすい
・掲載可能な情報量が多い

といったメリットがあります。

しかし、他社との競合や料金が発生するタイミングに確認が必要といったデメリットもあります。

紙は、

・地域に特化した求人ができる
・シニア世代へのアピール向き
・受動的な訴求にも使える

これらがメリットでした。

デメリットとして、情報が更新できない、掲載枠に限りがある点が挙げられます。

予算や訴求対象によって適した媒体は違ってくるので、採用計画をもとにして目的に合わせた媒体を選択することが大切です。



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ライター:彦坂