コスト削減!AI採用のメリットとデメリット
近年、日々の業務にAIを導入する企業が増えてきているようです。
※AI=「artificial intelligence」の略で人工知能という意味
今回は人事分野にAIを活かした「AI採用」について、その概要とメリット・デメリットをご紹介したいと思います。
目次
- AI採用とは?
- AI採用のメリット
2-1.コストの削減
2-2.公正な判断
- AI採用のデメリット
3-1.データが少ない
3-2.偏見が生まれる可能性
- まとめ
AI採用とは?
AI採用は、AIによる判断を活用した採用活動のことです。
例えば書類選考では、過去の応募者の履歴書などの書類から、合格者がもつ特性をAIに学習させることから始まります。
そして、新しく書類選考で送られてきた書類を、AIが学習した内容と共通点の多いものを高く評価するという仕組みで成り立っています。
また、この仕組をさらに発展させ、面接でもAIによる判断を参考にしている企業もあります。
今まで人間が行ってきた採用活動を一部AIが行うことで、どんなメリットとデメリットが考えられるでしょうか。順に解説したいと思います。
AI採用のメリット
コストの削減
AI採用では、時間や場所に縛られることなく、効率よく選考を進めることができます。
そのため、手動で選考を進める場合に比べて人件費の大幅なカットができます。また、採用活動の負担を減らすことで、担当者のパフォーマンスが向上し、生産性もアップするという効果も期待できそうです。
公正な判断
人間が判断を行う場合は、担当者個人の主観や、採用スケジュールの厳しさなどの状況によって、その判断にはバラつきが生じる可能性があります。
AIは、そのような主観やコンディションなどの影響は受けにくく、いつでも公正な判断をしやすいという点は大きな魅力だと言えます。
また、人間が行う場合に起こり得るヒューマンエラーも、AIが行うことで回避することができます。
ヒューマンエラーが大きな問題へと発展する可能性がある人事の場では、正確に業務を進めることができるというAIのアドバンテージが十分に発揮できると考えられます。
AI採用のデメリット
データが少ない
AI採用はまだ新しい技術であるため、他社の導入事例などのデータも多くはないようです。またそれに付随して、AI採用の真価を出し切るためのノウハウもまだまだ不十分であると考えられます。
実際のAI採用では、限られた導入事例を参考に手探りで採用活動を進める中で、そのノウハウを身に着けながら、全体の流れや各手順に改良を加えていくことになりそうです。
偏見が生まれる可能性
AI採用を導入することで、それまで潜在的に存在していた企業のバイアスが顕在化する可能性もありそうです。
それを防止するためには、年齢、性別、国籍、人種などに対するダイバーシティ(多様性)を適切にAIに学習させることが大切になってきます。
また、現場で採用活動を行うAIによって偏ったジャッジが行われていないかを確認し、問題があった場合にそれを修正するエンジニアの確保も、非常に重要だと考えられます。
まとめ
今回は「AI採用」についてご紹介してきました。
まとめると、
AI採用の導入には、コストの削減と公正な判断を可能にするという大きなメリットがあります。
一方で、その機械的な判断が時として偏見に繋がってしまうリスクもご紹介しました。
それを防止するためには、適切なダイバーシティの判断ができるようにAIに学習させ、その判断を過信せず、ある程度の間隔でその評価を行うと共に修正を加えていくことが重要です。
今回の記事が、AI採用の導入についての参考になれば幸いです。
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ライター:井上