アセスメントとは?その特徴と実践方法

テレビやWebニュースで、たまに「アセスメント」という言葉を耳にするようになりました。
「人材アセスメント」のように用いられることがあるようですが、一体どのような意味なのでしょうか。

今回は「アセスメント」の概要と詳細をご紹介したいと思います。

目次

  1. アセスメントとは?
  2. 人材アセスメントが注目される理由
  3. 人材アセスメントの実践方法
     3-1.多面評価(ためんひょうか)
     3-2.アセスメントテスト
  4. まとめ


アセスメントとは?

日本で使われる「アセスメント」という言葉は、英語の「assessment(アセスメント)」=「ものごとを客観的に評価・分析すること」という意味がもとになっています。

日本で使われる「アセスメント」という言葉の意味合いは使われる場面ごとに異なります。

まず、人事の場での「アセスメント(人材アセスメントとも呼ばれます)」という言葉は、会社の中で人材を適材適所に配置できるように、社員の能力を客観的に評価することを指します。

福祉における「アセスメント」という言葉は、介護対象者やその家族との面談などを積極的に行い、生活状況などをヒアリングしてそこから要望をくみ取ることを指します。

看護における「アセスメント」は患者の状態を正しく観察・評価して看護計画を作成することを指します。

このように様々なアセスメントがありますが、次の章からは「人材アセスメント」について詳しく見ていきたいと思います。



人材アセスメントが注目される理由

人材アセスメントは欧米の軍隊における研究が元になっています。出身地や階級で判断をせずに、備わっている能力を評価することで任務に適した人材を見極めるために人材アセスメントは開発されました。

その後、日本でもこの考え方が取り入れられるようになった理由として、「個」が重要視されるようになってきたことが挙げられます。

働き方の多様化が進む中で、これまでのような画一的な人事評価は難しく、社員一人ひとりの適性やスキルを評価し活かすことが求められるようになってきたのです。



人材アセスメントの実践方法




多面評価(ためんひょうか)

多面評価とは、評価したい対象者と関わりが強い人たちからの対象者の能力や仕事の評価がどうかを聞き出す方法です。

直属の上司以外にも、部下や同僚など様々な立場の人の声をもとに、文字通り多面的に評価するのがポイントです。

客観性の高い評価を行うことで、評価の対象者自身も評価の結果に納得しやすく、そこで見えてきた課題もしっかり克服しようという気持ちにさせやすいのが特徴です。




アセスメントテスト

筆記試験方式で行うアセスメントテストは、評価対象者のスキル・知識を客観的に判断することができます。

アセスメントテストを通して、個人の志向性やレジリエンス(逆境を克服する力)などを見える化することで細かく分析が行えます。

実際のアセスメントテストは様々な会社が行っているようなので、自社に適したものをよく吟味して採用するのがよさそうです。



まとめ

ここまで、アセスメントについてご紹介してきました。

まとめると、
「アセスメント」という言葉は特に人事の場では「会社の中で人材を適材適所に配置できるように、社員の能力を客観的に評価すること」を意味します。

また、アセスメントの実施方法としては、評価したい対象者と関わりが強い人たちから仕事の評価がどうかを聞き出す「多面評価」や、筆記試験方式で対象者のスキル・知識を客観的に判断する「アセスメントテスト」があることもご紹介しました。

今回の記事が人事評価の際の参考になれば幸いです。

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ライター:井上