Indeedアナリティクスとは?表示回数やクリック率、応募数の改善ポイント

当コラムでは以前にもIndeedについてその概要とメリットをご紹介しました。

よければ以下の記事もあわせてご参照ください。
【こんなに便利!】Indeed(インディード)とは?そのメリットと仕組み

さて、今回は「Indeedアナリティクス」を中心とした「Indeedの分析機能」と「表示回数、クリック率、応募数の改善ポイント」についてご紹介したいと思います。

目次

  1. Indeedの分析機能
     1-1.Indeedアナリティクス
     1-2.採用市場レポート
     1-3.給与検索
  2. 表示回数、クリック率、有効応募数の改善ポイント
     2-1.表示回数
     2-2.クリック率
     2-3.有効応募数
  3. まとめ



Indeedの分析機能

Indeedには求人の様々なデータを分析する機能があります。この章ではそれを順にご紹介します。




Indeedアナリティクス

「Indeedアナリティクス」とは、求人のクリック数などをひと目で確認できる「ダッシュボード」、項目を絞って特定の期間だけのデータを確認できる「アナリティクス」という2つの機能を備えたものです。

Indeedアナリティクスを使うことで、自社の求人がパソコンとスマホではどちらの方がよく見られているのかというデータなどを細かく確認することができます。


Indeedアナリティクス内のトップページの一番上には「ダッシュボード」と「アナリティクス」という2つのタブがあります。

「ダッシュボード」は前述のように全体をひと目で確認できる機能となっており、主に細かい項目を見るために使う機会が多いのは「アナリティクス」の方になります。

「アナリティクス」を選択すると、その中に「概要」「求人」「広告キャンペーン」などのタブが並んでいます。

「概要」では選択した期間ごとに求人の表示回数、クリック率、応募率などを確認できます。

「求人」では「パフォーマンスレポート」という選択した期間の中で一回以上表示、クリック、応募がされた有料掲載中の求人を確認できます。複数の求人を有料で掲載している場合には「求人」は、こまめにチェックしたい項目となります。

またパフォーマンスレポートの内容はExcelでダウンロードすることもできます。

「広告キャンペーン」では、「スポンサー求人広告キャンペーン」の管理をすることができるので、複数の求人をキャンペーン化して有料掲載している場合に特にチェックしたいポイントです。


※「スポンサー求人広告」…有料オプションで設定した予算を使い切るまで自社の求人がIndeed上で表示されやすくなる機能

※「キャンペーン」…有料で複数の求人を掲載する際、条件や予算をグループ単位で設定できる機能

例えば、「東京都」というキャンペーンを作成した場合、自社の求人の中で東京都が勤務地となっているものだけをピックアップし、「〇〇円の予算をかける」というように設定ができます。このキャンペーンは地域別だけでなく、職種別に作成することもできます。

また、「エンジニア」と「事務」という2つのキャンペーンを作成することで、エンジニアに関する求人には予算を多めにかけて、事務には予算をあまりかけないようにするといった設定ができるようになります。つまり「キャンペーン」とは予算を使い分けるために用意するグループのことになります。




採用市場レポート

「採用市場レポート」はIndeed内で特に多く検索されたキーワード(例:正社員、土日祝休み、ラウンダーなど)や、企業ごとの人気度合いなどを確認できる機能になっています。

「募集職種」と「エリア(都道府県)」を入力すると、そのエリアでの募集職種の「採用難易度」を確認することができ、これにより難易度が高い勤務地は多く予算を配分するなどの工夫をすることができます。




給与検索

現状はPC版のみの対応のようですが、「給与検索」という職種ごとの「平均給与」や「給与の分布」を確認できる機能があります。さらに、勤務地を絞り込んで地域平均と全国平均との差を確認することもできるので、非常に使い勝手のよい機能となっています。

この機能は本来求職者が使う機能として用意されていますが、企業側が利用する場合でも募集職種の平均的な給与や、競合企業の給与の相場を把握できるというメリットがあります。

自社の給与水準を比較することもできるので、仕事のやりがいより給与を重視する傾向があるアルバイト・パート採用などの給与決定の際に役立ちます。



表示回数、クリック率、有効応募数の改善ポイント

この章では「表示回数、クリック率、有効応募数」が伸び悩んだ場合に、それを改善するポイントをご紹介します。




表示回数

Indeedでは求職者のブラウザーで求人が表示された回数を「表示回数」としてカウントしています。表示回数を上げるコツはいくつかあります。

1つ目は保有求人数を増やす方法です。保有求人数とはその名の通り展開している求人数のことで、これを増やすためには1つの求人の中でも業務内容や雇用形態の違いによって分けられる場合には、2つに求人を分けるように工夫するという方法が考えられます。

2つ目は上限予算を上げる方法です。前述の「スポンサー求人」では一定期間に利用する予算の設定ができます。予算の上限を上げることでクリックできる枠の数を増やせるので、求人情報が表示される時間や回数の改善が期待できます。

3つ目は上限クリック単価を上げるという方法です。クリック単価を100円で入札するよりも110円で入札した方が求人情報が表示されやすくなり、クリックされる可能性も高くなります。

4つ目はキーワードの見直しです。求人情報の中に求職者が検索しそうなキーワードを入れることで検索でヒットする確率を上げることができます。




クリック率

クリック率を上げるコツとしては以下のような方法が考えられます。

1つ目は職種タイトルを工夫する方法です。タイトルは求人情報の中で一番目立つ部分なので、この職種タイトルを工夫することでクリック率の向上が期待できます。タイトル決めの際には「30文字以内で具体的な業務内容がわかるようにする」ということが大切です。

2つ目は関連タグを活用することです。Indeedでは求人情報の特徴を「タグ」として表示することができます。

タグは検索結果画面の社名の下に表示されて、自社の求人をより目立たせることができます。また「シニア歓迎」のような求人情報だけでは伝えられない内容をタグでアピールして応募の敷居を低くすることもできるので関連タグは上手に活用したいところです。




有効応募数

有効応募数(応募数から重複しているものや条件を満たしていない応募を省いた数)を上げるためには以下の点がポイントになります。

1つ目は給与などの募集条件を見直す方法です。募集する職種の給与を前述の「給与検索」機能で適切なものか一度見直してみることが大切です。

2つ目は求人原稿の改善です。どんなやりがいがある仕事なのか、研修制度にはどんなものがあるのかなど求職者目線で内容を見直すのがポイントです。また、「インタビューコメント」と呼ばれる方法を活用することで応募につながりやすくすることができます。

※インタビューコメントの例:
A:「会社を知ったきっかけは何ですか?」
B:「初めて〇〇社のことを知ったのはテレビCMでした。そこから興味がわいてインターネットで調べて求人の募集があることを知りました」
A:「そうだったんですね。ちなみに、他ではなくこの会社にしようと思った理由は何かありましたか?」
…このように、実際に簡単なインタビューを行った内容をもとに自社の魅力を伝えるように文章を展開すると、より会社を身近に感じてもらいやすくなります。

3つ目は応募フォームの工夫です。Indeedに掲載している求人情報がクリックされた時に自社の採用ページにある応募フォームに遷移するように設定しておくことがポイントです。また、応募項目を少なくして求職者の負担が少なくなるように工夫しておくと応募率の改善が期待できます。



まとめ

ここまでIndeedの分析機能と、「表示回数、クリック率、有効応募数」を改善するポイントをご紹介しました。

まとめると、
Indeedは分析機能が優れているので、その分析機能を積極的に活用するのが重要なポイントです。
また、「表示回数、クリック率、有効応募数」を改善する際にも、「スポンサー求人」の一定期間に利用する予算を上げる、「給与検索」機能で適切な給与かどうかを見直すなど、Indeedならではの分析機能を活かした改善を図るのが効果的です。

今回の記事がIndeedの利用を考える際の参考になれば幸いです。

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ライター:井上