採用に効果的な代表者メッセージを書く4つのコツ

採用サイトに「代表者挨拶」や「代表者メッセージ」、または「担当者からのメッセージ」といったコンテンツを設けることがあります。「正直言って何を書けばいいのかわからないし、本当に必要なの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は応募者数や質に大きく関わる要素のひとつなんです!

今回は、代表者メッセージが採用に与える影響や、書き方のコツについてのお話です。

目次

  1. 代表者メッセージはなぜ必要?
     1-1.“思い”についてより深く書ける
     1-2.社風が伝わりやすい
     1-3.親しみを感じてもらえる
  2. 代表者メッセージを書く4つのコツ
     2-1.「なぜその業界なのか」を伝える
     2-2.身近なやりがいを挙げる
     2-3.社員のためにしていること
     2-4.社員に望むこと
  3. まとめ


代表者メッセージはなぜ必要?

採用サイトには、代表取締役、あるいは採用担当者のあいさつやメッセージが掲載されていることがあります。

会社の概要や事業案内などに比べるとどうしても軽視されがちなコンテンツですが、工夫すれば求職者に「この会社いいかも」と思ってもらえる確率が上がります。



“思い”についてより深く書ける

「業界、または業種への思い」は他社と差別化しやすく、求職者の考えにも響きやすい内容です。

「なぜ働くんですか?」と聞かれたら「お金を稼ぐため」という人が大半かもしれませんが、「なぜこの業界で働きたいんですか?」と聞けば、高い確率でその業種への思いが返ってくるはずです。やりがいを持って働くためには、やはりその仕事に対する思いが重要です。

メッセージやあいさつは、会社概要や事業案内では伝えられない、感情的な部分を補うのが得意なコンテンツです。

求職者に「この会社でならやっていけそうだな」と思ってもらえるかどうかを左右する重要なポイントになってきます。



社風が伝わりやすい

職場の雰囲気や習慣を写真や文章で掲載することが多いですが、より説得力のある形で会社の魅力を紹介するために、代表者メッセージが役立ちます。

代表者の言葉は、そのまま会社の方針です。採用サイトにおいて、採用担当者の言葉も同じくらいの重みがあります。「職員が明るく楽しく働ける企業であり続けることが目標です」と書かれていれば、単なる現場の雰囲気ではなく、「会社全体としてそういう取り組みをしているんだな」と受け取られます。

他のコンテンツにある「こんな制度があります」「こんなサポートをします」という内容も、代表者あいさつで明言されることにより、説得力がぐっと増すんですね。



親しみを感じてもらえる

メッセージやあいさつは基本的に口語体(話し言葉)で書きます。そのぶん、読み手は自分に話しかけられているような感覚があり、内容を身近に感じやすいという効果が得られます。

特に中小企業においては、「遥か高みにある会社」というよりは、「いきいきと働ける場所」というイメージのほうが求職者に好まれるかもしれません。若い世代からの支持も受けやすくなるので、新卒採用に力を入れたいなら、代表者メッセージやあいさつは効果的なコンテンツと言えそうです。



代表者メッセージを書く4つのコツ

あらためて「あいさつ」「メッセージ」と言われると、つい硬い文体になったり、ありきたりな内容になったり、あれもこれもと情報を詰め込んだりしがち。せっかく設置したコンテンツの効果が半減してしまうかもしれません。

以下に、代表者あいさつ、代表者メッセージを書くにあたってのコツを4つまとめました。お悩みの際の参考になれば幸いです。



「なぜその業界なのか」を伝える

「お客様に喜んでいただく」「社会に貢献する」という目的は大切ですが、裏を返せばどの業界にも同じことが言えます。

業界全体ができること、さらにその中で自社ができることにスポットを当てていくことで、ありきたりではない、求職者に響きやすい内容にしていくことができます。「なんだか内容が他社と似たり寄ったりかも…」と感じたら、一度原点に戻ってみるのをオススメします。



身近なやりがいを挙げる

企業としては「業界トップ」「時代の最先端」などを掲げたいところですが、それとは別に、小さくて身近なやりがいを挙げるといいです。

一社員の立場になってみると、業界全体について考えるのは荷が重いもの。新卒ならなおさらです。

会社全体として大きな目標ややりがいは挙げつつ、「現場のこんな場面で、こんなやりがいがあります」「こんなことがあると、頑張ろうと思えます」といった内容も並べるとよさそうです。「親しみを感じてもらえる」という、代表者あいさつそのものの効果もぐっと引き上げることができます。



社員のためにしていること

業界や自社への思いと絡めて、社員に対するサポートなどを伝えられるとより良い内容になります。

ただ「○○制度があります」と言われるよりは、「こんな企業を目指しているから、○○制度を設けています」と言われたほうが説得力もありますよね。企業としての取り組みをより魅力的に感じてもらうために、ぜひ触れておきたい項目です。



社員に望むこと

代表者としての思いを伝えてきたからこそ、「どんな人材を求めているか」も伝わりやすくなります。

お客様の喜びを第一に考えているから、思いやりのある人が欲しい。市場のニーズに応え続けるために、たくさんのアイディアが出せる人が欲しい。業界の最先端を行きたいから、学び続けられる人が欲しい。

最初に一番大切な“思い”の部分を挙げることで、理想をあれこれ詰め込むだけではない、「本当に欲しい人材」を提示することにも繋がります。



まとめ

代表者あいさつや代表者メッセージが採用に与える影響と、書く際のポイントについてご紹介しました。企業側からすると「代表者メッセージなんて必要だろうか?」と思われるかもしれませんが、読み手である求職者は意外と重要視しているコンテンツなんですね。

基本的にはあれこれ内容を詰め込まず、重要なことのみを簡潔に、なるべく親しみを持った文体で書くのをオススメします。文章にまとめるには少しコツがいりますが、最初に企業としての思いや考えを挙げることが、魅力的なメッセージを書く第一歩です。

「あいさつってどう書けばいいのか…」とお悩みの方にとって、当記事が少しでも参考になれば幸いです。



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ライター:野倉