リモート採用を通して見えてきたメリット・デメリット
新型コロナウィルスが流行する中、採用活動に大きな変化が起こり、オンライン面接も盛んに行われるようになりました。
そのような状況下で、リモート採用や、入社後の研修、業務まで行うメリットとデメリットを、企業側と求職者は、それぞれどのように感じているのでしょうか。今回はそれぞれの立場でのメリット・デメリットを調べてみました。
目次
- リモート採用(オンライン採用)の概要
- 企業にとってのリモートのメリット・デメリット
2-1.ZOOM(ズーム)の録画機能の活用
2-2.面接についての課題
- 求職者にとってのリモートのメリット・デメリット
3-1.就職活動の負担軽減
3-2.入社してからの課題
- まとめ
1.リモート採用(オンライン採用)の概要
以前、こちらの記事でもご紹介した通り、リモート(オンライン)採用とは、企業説明会や面接をZOOM(ズーム)などのWeb会議ツールを使って、オンライン上で完結させる採用方法のことです。
2.企業にとってのリモートのメリット・デメリット
ZOOM(ズーム)の録画機能の活用
企業が感じている本音として、採用活動をリモートで行うための面接管の確保や、機材準備を手間だと感じているところは多いようです。しかしその手間以上に、リモートでの採用活動を行うことで「リモートならではのメリット」もいくつか見えてきました。
特にリモートでの面接(オンライン面接)を行う際に、ZOOMというWeb会議ツールを使うことで、その内容を録画して他の人事関係者と共有することができる点は大きなメリットだと感じているところが多いようです。
ZOOMの録画機能の活用は、リモートでの面接を行った社員が他の社員の意見を参考にしたい場合や、面接経験の少ない社員に参考にしてもらうことで、面接を行うためのノウハウを覚えてもらうための手段にもなります。
また、面接を行った社員が、自分自身の面接の様子を録画で確認することにより、自分ではわからなかった話し方のクセなどに気づくこともでき、非常に活用の幅が広いのがポイントです。
面接についての課題
また、もう一つリモートの大きなメリットとして多くの人事関係者が感じているのは、面接を行うための日時や場所の確保といった手間を省くことができる点です。
リモート面接であれば、日時や場所にとらわれず面接をすぐ開始をすることができ、その結果、1日に面接できる人数も増えます。遠方から面接に来る求職者の交通費などのコストも削減することができ、それらが総合的に採用力を上げることに繋がっているようです。
また、そうした取り組みを積極的に行っているという企業姿勢が、求職者からも世の中の流れに柔軟に対応できる魅力のある会社として捉えられ、イメージアップにもつながっているのも重要なポイントだと言えます。
逆に言えば、そういったリモートに対応した企業が増える中、技術や、担当者の不足などでリモートでの面接を実現するのが難しい企業があることは、今後の課題だと考えられます。
求職者にとってのリモートのメリット・デメリット
就職活動の負担軽減
就職活動については企業が感じるメリットを同じく求職者も感じているようです。時間や場所の制約をほとんど受けなくて済む点は、求職者にとっても大きなメリットであり、特に複数の説明会、複数の会社の面接を受ける際の負担が大幅に減ってよかったと感じている求職者は非常に多いようです。
一方、リモートでの面接では、対面では存在しなかったポイント、例として「面接時に目線の位置が画面の方に向いてしまい、面接管からの印象を落としてしまう」など、リモートならではの面接のポイントを押さえるのに戸惑う求職者もいるようです。
しかし、最近ではリモートでの面接のノウハウについても、インターネット上で記事や動画で取り上げられる機会も増えており、求職者がリモートでの就職活動に対応していくための環境も整ってきていると言えます。
入社してからの課題
リモートを中心とした就職活動を経て入社した社員にとっては、入社後の研修や実務のリモート化が課題になっているようです。
特に仕事を覚える段階である研修がリモートで行うとなると、新入社員からは、十分に業務内容を把握できないことや、リモートでの業務を行う場合、出勤して業務を行う場合、両方を考える必要があるなどの心配の声もあるようです。
また、直接同僚と顔を合わせることがないという点で、入社後に社員が孤独を感じやすく、また何か業務に対しての問題を抱えているかどうかのケアもしにくいという点が懸念されています。
そうした課題について、今後は会社側がチャットツールなどを積極的に用いて、社員とのコミュニケーションを強化することが重要になりそうです。
まとめ
今回は、リモートについて、企業側、求職者側それぞれのメリット・デメリットをご紹介してきました。
まとめると、採用活動については時間や場所の制約を受けにくい点で、企業、求職者共にデメリットよりメリットに働く部分が大きいと言えます。
しかし、その一方で入社後の研修から実務を行う段階でのリモートの活用というのは、まだ各企業が探り探り行っている部分が多く、今後も新たな課題や、それに対しての対策などの動向に注目したいポイントでもあります。
今回の記事が、リモートを活用した採用活動、採用後の業務運用の参考になれば幸いです
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担当:井上