離職率を減らす!新入社員のモチベーションを上げる方法

高い目標を掲げて入社してきた新入社員。入社直後と比べると、なんだかあまりやる気を感じない…。「しっかりやって!」と指導することも大切ですが、企業側にも見直すポイントがあるかもしれません。

今回は、新入社員のモチベーションが下がる理由と改善方法のお話です。

目次

  1. そもそもモチベーションとは
  2. 新入社員のモチベーションが下がる原因
     2-1.やりがい・目標がない
     2-2.人間関係の不満
     2-3.評価されていないと感じる
  3. モチベーションは低下するものと考える
  4. 新入社員のモチベーションを上げるために
     4-1.目標と役割を明確に伝える
     4-2.社員の働きに気を配る
     4-3.相談しやすい環境づくり
  5. まとめ


そもそもモチベーションとは

モチベーション(motivation)とは「やる気」「意欲」といった意味で、何かを行うための原動力となるものを指します。「モチベ」と略すこともあり、やる気や意欲が高い状態を「モチベーションがある」「モチベが高い」と言います。

もともとは「動機」「原動」を意味する「motive(モーティブ)」からきた言葉です。



新入社員のモチベーションが下がる原因

プロとして仕事はきっちりとこなす必要がありますが、何事にも理由や原因があります。改善されないと、退職に繋がることも。

まずは「なぜ社員の意欲が低いのか?」を理解して、その後のフォローに活かしていきましょう。



やりがい・目標がない

仕事のおもしろさがわからない状態が長く続くと、当初はやる気に満ちていた新入社員も、だんだんとトーンダウン。入社当初に簡単な雑務を割り振られることもあるかもしれませんが、あまりに本来の業務とかけ離れたものばかりだと、「自分、何やってるんだろう?」と空しく感じることも…。

周囲が専門的な業務に取り組んでいたり、その話で盛り上がっていたりすると、「まだ新人だから話に加われない」と疎外感を覚え、さらにやる気がなくなる、という悪循環に陥るようです。



人間関係の不満

入社したての頃は、上司や先輩、同僚との連携が上手くいかずに、やりづらさを感じることが多いです。

右も左もわからない状態で起こりがちなのが、「Aさんに言われたとおりにやったら、Bさんに違うと怒られた」といったすれ違いや指示の混乱です。入社したばかりなのでどちらが正しいのかの判断ができず、指示が違う旨の指摘もできず…といったことも。

指示系統の混乱は会社そのものの信頼感へと繋がるので、大きくモチベーションを下げる理由のひとつです。



評価されていないと感じる

入社してすぐは業務を覚えることで精いっぱいですが、数をこなしてなれてくると、できることが増えてきます。

次の段階の仕事を任せられたり、口に出して「できるようになった」「良くなった」と言われたりすると自信もつきますが、仕事に物足りなさを覚えた状態が続くと「上司は自分を見ていないのではないか?」と感じるようです。



モチベーションは低下するものと考える

そもそもモチベーションを高く保ち続けることは、誰にだって難しいことです。上司や先輩からあまりに「やる気を出していこう!」と励まされると、プレッシャーに感じてしまったり、かえってペースを崩して能率が下がってしまったり、ということも。

モチベーションは下がって当たり前のものだととらえて、「下がったときにどうフォローするか?」を考えたほうが建設的だと言えます。



新入社員のモチベーションを上げるために

前述した「モチベーションが下がる理由」を踏まえて、具体的なフォローの案を挙げていきます。



目標と役割を明確に伝える

入社して一年目はいっぱいいっぱいで、仕事の楽しさやおもしろさを感じられないことはままあります。わかっていても、その状態が長く続くと、新入社員はモチベーションを保てなくなります。

業務を任せるにあたって、「この仕事にはどんな役割があるか」「この仕事をどの程度できるようになったら、次の段階へ進めるか」などを伝えるのが効果的です。

「自分の仕事がこんなふうに役立つのか」という実感はやりがいに繋がります。ただ業務をこなすよりも、「いつまでにどの程度のことができればいいのか」がわかったほうが取り組みやすく、社員が自主的に目標を立てるきっかけにもなります。

「よくわからないまま、ただやらされている」という感覚を払拭することが大切です。



社員の働きに気を配る

人間関係の不満が溜まっていると、必ず業務のどこかに滞りが出てきます。「こことあそこはいつも連携が上手くいっていない」と感じることがあれば、水面下で不満が溜まっているサインかもしれません。

新入社員だけではなく、指導する側や業務に関わる社員の動向にも気を配りましょう。

「新入社員が何回教えても理解してくれない…」といった、本人は問題に感じていなくても、周囲の人間が不満を抱えている、というパターンもあります。その態度を新人が感じ取って、さらにぎくしゃくした関係に…という悪循環に陥ることも。

定期的に、指導する社員からもヒアリングを行うのがいいでしょう。併せて成果に対する評価も適宜伝えてあげてください。



相談しやすい環境づくり

一番いいのは、新入社員本人が困ったとき、不満に感じたときに、自ら相談してくれる環境づくりです。とはいえ、「いつでも相談してね」と伝えるだけでは、なかなか意見をすくい上げることはできません。

普段からコミュニケーションをとっておくのはもちろんのこと、一定の期間で相談の場を設けるのがおすすめです。

「不満や困りごとを言って良い場」として面談の機会をつくることで、こちらが思い至らなかった改善点などが挙がってくることもあります。可能であれば、「半年に一回面談をします」「来月の○日に話し合いしよう」と予告しておきましょう。

準備期間があれば、「今度の面談で、これを相談してみよう」と話す内容を用意できるので、意見を拾い上げやすくなります。



まとめ

新入社員のモチベーションが下がるのは、自分の仕事が不明瞭なことが主な原因として挙げられるようです。「自分は〇〇のために今××をやっている」という自覚が持てるように、適宜指導とヒアリングを行っていくことで、モチベーションを高く保つことができそうです。

一人のモチベーション低下が、チーム全体、会社全体の士気を下げることも。なるべく個人単位で気を配って、やりがいを持って働いてもらえるようにしたいですね。



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ライター:野倉