備えあれば憂いなし！「採用計画」のメリットと作り方
「思ったように、なかなか人が集まらない」‥そんな悩みを抱えた人事担当者の方は少なくないのではないでしょうか。 今回は採用活動の問題を改善するための一つの方法、「採用計画」について、その概要とメリットデメリットついてご紹介したいと思います。
目次
- 採用計画の概要
1-1.採用計画とは
1-2.採用計画の必要性 - 採用計画で注目したい項目
2-1.採用体制
2-2.採用スケジュール
2-3.募集媒体選び - 採用計画の作成をサポートするツール
3-1.アッテル
3-2.ONE CAREER CLOUD（ワンキャリアクラウド）
- まとめ
採用計画の概要
採用計画とは
採用計画とは、人材を効果的に採用、配置するための計画を立てることです。
採用計画では以下のような内容を明確にし、計画を立てていくことが重要です。
・どのような理由で
・いつまでに
・どの部署へ
・どのような人物が必要か
採用計画の必要性
現在、日本は少子高齢化が進んでおり、それにより若手の採用はより一層困難になると考えられます。そして、その貴重な人材を獲得するためには、採用スケジュールに沿った綿密な採用計画を作成することが必要になってきています。
採用計画で注目したい項目
採用体制
人事部だけで採用活動を完結させるのではなく、募集部署の社員から協力を仰ぐのも効果的です。
特に、応募者と直接コミュニケーションをとる面接官はキーパーソンになります。必要に応じて、人事部以外の社員にも面接へ同席してもらえるよう、協力を得たい社員がいれば、先行スケジュールから逆算して依頼し、早めに採用体制を整えましょう。
採用スケジュール
過去の採用活動を振り返り、スケジュールを立てます。
近年は新卒・中途どちらでも採用の「短期化」が進んでいます。
「”とりあえず”のエントリーをせず、数を絞ってエントリーをする」「複数社を検討している場合は、早く内定が出た会社を優先する」といった考えの求職者は増えているようです。
つまり、「応募数が想定より多く、その対応に追われ先行通過の連絡が遅れてしまった」という状況になると、その間に他の会社に決められてしまうといった結果になりかねません。
そのため、採用スケジュールをタイトに立てることだけでなく、スケジュールに無理がないかどうかも含め、一度シミュレーションを行っておくのが有効だと言えます。
募集媒体選び
スケジュールをしっかりと立てたら、最後に募集媒体を選ぶ段階に入ります。ターゲットの属性や性別、年齢などの項目にあった媒体選びを慎重に行うのがポイントです。
ハローワーク、求人広告などを使った従来の方法や、近年注目が集まっている「Indeed（インディード）」を活用した採用や、SNSを活用した採用など、さまざまな採用方法について調べておき、選択肢を増やしておくことで、より自社に適切な募集媒体が見つかるはずです。
採用計画の作成をサポートするツール
必要に応じて、採用計画の作成を行えるツールを活用するのもオススメです。代表的なツールを２つご紹介します。
アッテル
URL:https://attelu.jp/
アッテルは自社の人材データを可視化し、AIによって分析を行うことで、より良い組織づくりをサポートしてくれるツールです。経験や感覚による人事でなく、データを根拠にした論理的な採用計画の作成ができるのが特徴です。
「良い」「悪い」ではなく、「どちらに近いか」を定量化し、そのデータを元に分析→予測→改善までワンストップでできる、非常に機能が豊富なツールだと言えます。
ONE CAREER CLOUD（ワンキャリアクラウド）
URL:https://onecareercloud.jp/plan/
ONE CAEREER CLOUDは学生の本音を元に、戦略的に採用計画を作成できるツールです。クラウド上で採用計画を管理することができ、非常に使い勝手が良いのも特徴です。
特に新卒採用に力を入れており、大学別の年間催事のスケジュールや就活開始時期などを採用計画上に表示することで、各学生ごとに一番効率的なタイミングを見極めることができるのもオススメできるポイントです。
まとめ
ここまで、「採用計画」についてご紹介してきました。
まとめると、
採用計画においては、「採用体制」と「採用スケジュール」の段階で、過去の採用活動の反省点が活きるように工夫するのが大切だと言えます。
また募集媒体についても、満足できる効果が現れていない場合は、代替案がないか工夫することで、より採用活動の成果が出やすくなると考えられます。
この記事が「採用計画」作成時の参考になれば幸いです。
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ライター：井上
