プレゼンテーションを成功させる!スライド資料作成のコツ
社内外問わず、プレゼンテーションの成否を大きく左右するスライド資料。「毎回なんとなくで作っている」という方もいるのではないでしょうか。
今回は、初めてスライド資料を作る方から、何度も作っている方のおさらいまで役立つ「スライド資料作りのポイント」についてのお話です。
目次
- PowerPoint(パワーポイント)とは
- Keynote(キーノート)とは
- スライド資料作成のコツ
3-1.主題を決める
3-2.結論を最初に持ってくる
3-3.1スライド1メッセージ
3-4.短くわかりやすい言葉で
3-5.使う色は3色まで
3-6.配置を調整して適度な余白を
3-7.画像はイメージの手助けをするもの - まとめ
PowerPoint(パワーポイント)とは
「スライド資料」の定番ソフトウェアである「PowerPoint(パワーポイント)」は、Microsoft社が提供しているツールです。Windowsの標準ソフトとしてそのまま使用している、Officeのプランに入っているので使っている、という方が多いかもしれません。
Windows版とMac版があるので汎用性が高く、他者とデータをやり取りする際も支障が少ないことがメリットです。
機能も豊富なので、PowerPointひとつあれば文字の装飾や簡単な画像の加工もできます。他のアプリケーションがなくても簡単にスライド資料の作成が可能です。
ソフトウェアの購入には買い切り型やサブスクリプション型、単体購入や他のソフトとセットのプランなど、利用状況に合わせてさまざまなスタイルを選ぶことができます。一部機能の制限はありますが、無料で使える「Office Online(オフィスオンライン)」があるのもうれしいですね。
Keynote(キーノート)とは
Macユーザーの方にとっては、PowerPointより「Keynote(キーノート)」のほうが馴染み深いのではないでしょうか。KeynoteはApple社提供のプレゼンテーションソフトです。
ユーザーインターフェースがシンプルで見やすく、直感的な操作で資料が作成できるのが特徴です。アニメーション機能を得意としているので、周りとは違った動きのあるスライド資料が作りたいときは、Keynoteの使用をおすすめします。
Windows版のアプリはありませんが、Apple IDでログインすることで、WindowsのPCでもiCloud上に保存したデータを編集することができます。
スライド資料作成のコツ
実際にスライド資料を作るにあたって注意したいポイントをまとめました。簡単なことだけど、時間をかけて作っているうちに忘れてしまう…なんてこともあるので、備忘録としても活用していただければと思います。
主題を決める
「1枚ずつ」という明確な区切りがあるからこそ、全体で見たときに一貫性がなくなってしまうことも。
スライドすべてのまとまりを1つのストーリーとして考えて、前後の繋がりに食い違いがないように注意しましょう。
結論を最初に持ってくる
「これから話すことは、最終的にこういうことを主張するためのものです」と最初に示してしまいます。
プレゼンをする側は、今話している内容が全体のどこの部分で、今後どのような展開で結論に持っていくのか…ということを熟知しています。ですが、聞き手にとっては初めて知る情報ばかりなので、プレゼンターの話をひとつずつ集中して聴かなければいけません。
事前に結論を提示しておくことで、「なるほど、この話があの結論に繋がるんだな」と理解を深めながらプレゼンを聞くことができます。一方的に情報を与えられるだけのプレゼンよりも、ひとつずつ納得しながらのほうが聞き手のストレスも少なく、理解度も高まります。質疑応答でも「これって何て言ってましたっけ?」というような初歩的な質問が減り、より実りのあるプレゼンにすることも期待できます。
1スライド1メッセージ
子ども向けの紙芝居を思い出してみると、1つの紙には基本的に1つのシーンしか描かれていません。漫画のように細かい絵が集合していることはありませんよね。だからこそ、小さな子どもでもわかりやすいようになっています。
1つのスライドに複数の項目が入っていると、見ている側もどこに注目していいのかわからなくなります。
スライドは、「今話しているのはこの内容です」と視覚的な理解を深める補助的なものと考えて、1つのスライドに含めるテーマは1つに絞りましょう。
短くわかりやすい言葉で
スライドは「見る」ものであり、「読む」ものではありません。
細かい文字が長々と続いていても、座っている席や室内の明るさによってはよく見えないことも。基本的には大きな文字で要点だけを表示し、詳細は口頭で伝えましょう。
「スライド資料を見返すと、話していた内容がだいたい思い出せる」という程度がちょうどよさそうです。
使う色は3色まで
視覚的なインパクトから印象に残りやすい、というメリットがあるスライド資料ですが、色数を増やしすぎると画面がごちゃつき、逆効果になることもあります。
必要な写真やイラストなどは別として、 文字を強調する場合など、色分けが必要なときは3色程度に抑えておきましょう。
基本の文字は黒、より強調したい部分は赤、少しだけ注目してほしいところはピンク…といったように、同系色を使うとまとまりが出て見やすくなります。薄い色は光で飛びやすいので、必ず事前に見え方を確認してくださいね。
配置を調整して適度な余白を
画像や文字を画面いっぱいに配置せず、適度に余白を設けるとすっきりして見やすくなります。
基本的には上下左右、どのスライドでも同じ感覚の空白があるほうが好ましいです。1枚目のスライドは上に多く空白があったのに、2枚目は上部のギリギリに文字がある…という状態だと、スライドが送られるたびに文字や画像がズレて目で追うのに疲れてしまいます。
画像はイメージの手助けをするもの
「子ども向けの製品」という文字に合わせて子どものイラストや写真を配置…というやり方は、見る側がイメージしやすいようにする効果があります。
ですが、スライド内の言葉を細かく拾い、すべてにイメージ図を付けるとどこが重要なのかがわからなくなり、かえって印象に残りにくくなります。必要以上のスペースを使い、無駄なスライドが増えることにもなるので、画像は「言葉だけではイメージしにくい」「より視覚的な印象を付けたい」という場合に活用しましょう。
まとめ
プレゼンテーションにおけるスライド資料作成のコツについてまとめました。基本的には無駄な情報を省き、よりシンプルで要点をまとめたものが見やすいとされています。
スライド資料はあくまでプレゼンを手助けするものと考え、メインの内容は口頭で伝えるようにしましょう。そのぶん、スライド資料を改良すれば、原稿がそのままでも、プレゼンそのものの質をぐっと上げることができるかもしれません。
この記事が、少しでも資料作りのお手伝いになっていれば幸いです。
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ライター:野倉