オンライン採用のメリットと最適なツールとは?

オンライン化が進むものの中のひとつに、採用ツールがあります。求人情報をはじめ、面接もオンライン化したという企業も増えてきていますね。

今回はそんなオンライン採用についてのお話です。

目次

  1. オンライン採用導入のメリット
     1-1.コストの大幅削減
     1-2.遠方の応募者のハードルが下がる
     1-3.選考スピードが上がる
     1-4.先進的なイメージで新卒採用に強い
  2. デメリットにも注意
  3. オンライン採用に適したツール
     3-1.自社の存在のPR
     3-2.事業について知ってもらう
     3-3.応募・面接・選考
  4. まとめ


オンライン採用導入のメリット

求人情報の掲載、企業説明会、面接などをオンライン上で行う「オンライン採用」。求人情報サイトや採用特設サイトなどでお馴染みになってきましたが、選考やコミュニケーションの段階でもオンライン化が進んでいます。

以下主なメリットを挙げたので、よければご参照ください。



コストの大幅削減

時間はもちろん、上手に活用すればオフライン採用よりも費用を抑えることができます。

会社説明会のために大きな会場を確保したり、合同企業説明会の参加費用を払ったり、そこに配布用の資料やプロジェクターを用意して…と、オフラインでかかっていた費用がカットできます。説明会を動画配信型にすれば、会場は社内の一室で十分ですし、双方の交通費もかかりません。資料の配布もデータで行えば印刷不要です。



遠方の応募者のハードルが下がる

交通費や移動の距離、時間の制約がないので、より多くの応募者が集まる可能性が高いです。

また、「内定をもらったら職場の近くへ引っ越します」という学生は多いです。新卒採用に力を入れるなら、距離的な負担が減らせるオンライン採用はメリットだと言えそうですね。



選考スピードが上がる

採用フローの中で意外と厄介なのが「面接日程の調整」と「通過の連絡」です。

面接時間を確保し、熟考した上で採用・不採用の連絡…ということを、通常業務の合間にやらなければならない方も多いのではないでしょうか。忙殺されているうちに時間が経ってしまい、応募者のほうから「その後いかがでしょうか?」とお伺いの連絡がくることも…。

オンライン面接のメリットは、お互いの時間の都合がつきやすいところです。

また、求人情報の掲載や履歴書の管理、その後の連絡ツールまでオンライン上で一括管理できるサービスもあります。複数のデータを同時に開く必要がないので、時間がない!という方にこそ、オンラインツールの活用をオススメします。



先進的なイメージで新卒採用に強い

SNSを使った広報やオンライン上のコミュニケーションは、新卒の世代には馴染み深い手段です。

オンライン上の採用情報は単純に若い世代の目に触れる機会が多く、その後のやりとりのハードルも低いと感じてもらえるようです。利便性だけではなく、企業イメージという点でもメリットがありそうですね。



デメリットにも注意

使用するツールによっては、初期導入のコストが気になるかもしれません。まずは無料で使えるプランなどを試して、使用感からよくよく検討する必要があります。

いきなり「すべてオンライン化します!」というのも難しいですよね。社内研修やシミュレーションをしっかり行う、ルールを明文化するなどして、担当者の負担を少しでも軽減しましょう。



オンライン採用に適したツール

「求人から内定まですべてオンラインで!」というのが難しい場合は、まずは一部の導入から初めてみるのもおすすめです。とくに自社が弱いと感じている点は、オンライン化することで改善されることもあるかもしれません。



自社の存在のPR

幅広い世代に浸透したSNSは、活用方法さえ間違えなければ立派な広報ツールです。

Facebookやyoutubeなどで求人・採用情報を集めたり、企業と直接やりとりしている方も多いようです。親しみのある日常的な投稿を交えたり、あるいは業界の最新情報を共有したり…と、自社のイメージを伝えやすいのも、気軽に投稿できるSNSだからこそですね。 気軽がゆえに、軽率な投稿で炎上してしまわないようにご注意ください。



事業について知ってもらう

会社説明会に活用できるのが動画配信型ツールです。

WEB会議でお馴染みのZOOMなどで参加者とコミュニケーションを取れるようにする形なら、オフラインの説明会と一番近い感覚で開催できます。限られた時間内でのやりとりが難しい場合は、会社説明の様子を事前に録画したり、実際の業務を映像として配信することもできます。

少し勉強する必要はありますが、録画したものならカットなどの編集もできるので、一度きちんとしたものを作れば何度でも繰り返し活用することが可能です。



応募・面接・選考

履歴書はPDFデータで、面接はWEB通話ツールで、応募者情報の共有や連絡もオンライン上で行えば、選考までの流れが完全にオンライン化できます。

情報の管理にさえ気を付ければ、複数人で応募者の情報が共有できる形はおすすめです。少数の担当者のみではなく、多数の視点が入ることでミスマッチを減らすことにも繋がります。



まとめ

今後採用の「当たり前」になるかもしれないオンライン採用。広報から面接まで、適切に活用すればコスト削減やミスマッチを防止といったメリットがたくさんあります。

すぐに完全オンライン化は難しくても、少しずつ導入してみてはいかがでしょうか。さまざまな事情で「今まで通りの採用方法だけでは難しいかも…」と感じている方の参考になれば幸いです。



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ライター:野倉