「Twitter就活」って?SNSを活かした採用活動

個人が、自分のつぶやきたい事を140文字程で投稿するTwitter。一見、採用活動とは全く関係がないように思えるこのサービスですが、実は採用活動にTwitterを活かす企業は増えてきているようです。

今回はTwitterを活用した就活、通称「Twitter就活」について、その概要とメリットデメリットについて考えてみます。

目次

  1. Twitter就活の概要
     1-1.Twitter就活の背景
     1-2.Twitter就活とは
     1-3.Twitterのさまざまな活用法
  2. Twitter就活のメリット
     2-1.相互にやりとりができる
     2-2.短い文章だからこそ伝わりやすい
  3. Twitter就活のデメリット
  4. まとめ



Twitter就活の概要




Twitter就活の背景

新型コロナウィルスの第3波が到来し、ちょうど冬のタイミングに重なっていることから、2022卒の就活生もその影響を受けそうです。

2020年4月に出された緊急事態宣言では、企業は予定していた合同説明会の中止、オンライン面接への急な切り替えなどの対応を行う必要がありました。そうしたさまざまな変化に対応しきれず、選考が長期にわたってしまう事も少なくなかったようです。

また、新入社員に対してのオンライン研修の対応が遅れる企業もあり、新入社員が自宅待機をせざるを得なくなったケースも多くあるようです。

このような状況下で、就活生が能動的に就活に対してアクションを行う一つのツールとして「Twitter」が活用されるようになってきました。




Twitter就活とは

Twitterの利用者の中には、何か特定の情報を集めるためのアカウント、いわゆる「情報収集アカウント」を、普段使っているアカウントとは別に持っている人もいるようです。

その一例として、「就活アカウント」を作って、就活に関する情報収集に活用するといった方法は以前から存在していました。

そして大変興味深いのは、特にここ最近、企業の人事担当、就職エージェントなどがTwitterのアカウントを作り、就活生と同じようにTwitterを活用しようとする動きが増えてきていることです。

それにより、就活生と企業の人事担当・エージェントがTwitter上で繋がるようになり、Twitterを活用した就活が注目されるようになりました。




Twitterのさまざまな活用法

企業側のTwitter活用は、採用活動に関しての情報をツイートで発信するという基本的な使い方だけに留まりません。就活生のアカウントとTwitter上で連絡をとり、そのまま選考段階へと進めるという、いわゆるスカウト的な活用をしている企業も多くあります。

また、就活生同士がTwitter上でつながり、情報交換だけでなく悩みを共有し合うことで、就活の負担を減らすような使い方も見受けられます。



Twitter就活のメリット




相互にやりとりができる

就活に関しての情報発信であれば、ホームページ上で行うこともできますが、一方的な情報の発信であるため、それに対してどのような反応があるのかはわかりにくくなりがちです。

その点、Twitterは「いいね」「リプライ」「DM」などの各機能を使って、簡単に反応を確認することができます。

特に「いいね」機能については、リプライやDMに比べて、反応する側のハードルが低く、企業が発信したそれぞれのツイートについて、いいねがどのくらい付いたかによって、情報発信の仕方を見直す参考材料にも成りえます。

さらに、リプやDMなどがもらえれば、より相互でやりとりをするチャンスが増えるので、この点はTwitterならではのメリットだと言えます。




短い文章だからこそ伝わりやすい

Twitterというと、140文字までという字数制限があるので、企業のPRには向いてないと考えられる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、この字数制限はむしろ、企業PRには効果的に働くことの方が多いようです。

その理由として、就活生にとっては「少ない文字数で簡潔に書かれたPRの方が刺さりやすい」という点が挙げられます。

一例として、「採用サイト」と呼ばれる就活生をターゲットとしたサイトでは、業務内容、求める人材など、各ページが比較的少ない文章で構成されていることが多いです。

普段から、長文を読むことが少なく、SNSなどの短文で書かれたコンテンツに慣れている若い世代は、特に長文に対してあまり良い印象を持たない傾向があります。

そのため、会社の魅力を伝えようとするあまり、文章量が多くなってしまうと、そもそも文章を読んでもらえないという事態にもなりかねません。

このような就活生の特徴を鑑みると、Twitterにおいて140文字以内で簡潔に企業のPRをしていくことは、就活生に企業の魅力をより伝えやすくすることに繋がるのです。



Twitter就活のデメリット

これは、Twitter就活に限らず、SNSを利用する上でのリテラシー全般に対して言えることですが、不特定多数の人間が発言できるSNS上では、間違った情報、根拠のない情報が有益な情報の中に混ざっており、まさに玉石混交といった状態になっていることが多くあります。

そのため、就活生側も企業側も、Twitter上の情報に対しては、しっかりと正しい内容かどうかを見極めるようにしておくのが重要です。

また、Twitter上で特定の企業、個人を中傷するような発言は、例え匿名であっても決して行わないようにしましょう。そのツイートが炎上し、発言者が特定され、最終的に就活に大きな悪影響を及ぼすということも十分リスクとして考えられます。

もちろん、悪意をもって中傷する場合は論外ですが、何気なくツイートした内容が炎上につながるリスクも少なからずTwitterには存在するので、その点はTwitter就活のデメリットだとも言えそうです。



まとめ

ここまで、「Twitter就活」についてご紹介してきました。

まとめると、Twitterは、情報収集するためのツールだけに留まらず、就活生と企業を繋ぐきっかけにも十分成り得ます。

また、短い文章だからこそ就活生に企業のPRが伝わりやすいといった性質もあるため、「ただTwitterでアカウントを持つだけでなく、いかに上手く活用するか」というのが、企業側にとっては重要なカギになりそうです。

今回の記事が、就活生・企業双方にとって参考になれば幸いです。

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ライター:井上