サスティナブルとは?ビジネスシーンでの使い方を解説

最近耳にする機会が増えてきた「サスティナブル」という言葉をご存じでしょうか。

今回はサスティナブルの意味や使い方、取り組み方などを関連用語と絡めて解説いたします。「実はよく知らない…」という方も、「ばっちり使いこなせています!」という方も、ぜひご参照ください。

目次

  1. サスティナブル・サスティナビリティとは?
  2. エコとの違い
  3. SDGsとの関係
  4. 具体的な取り組み
     4-1.限りある資源を大切に
     4-2.ゴミ・フードロスを減らす
     4-3.エシカルを心がける
  5. まとめ


サスティナブル・サスティナビリティとは?

サスティナブル(Sustainable)とは、「持続可能」「これからも続けていける」といった意味を持つ言葉です。

単純な意味だけだとピンと来ないかもしれませんが、最近は主に「地球とそこで暮らす生命のことを考えて、より良い生活を継続していこう」という活動を指す言葉として使われています。

サステナブル、またはサステイナブルと読むこともあり、「サスティナブルビジネス」「サスティナブル投資」といった使い方をします。もとは「持続する」という意味を持つ「sustain(サステイン)」と「できる」という意味を持つ「able(エイブル)」を合わせた単語です。

一方サスティナビリティ(Sustainability)は「持続可能性」を意味します。名詞なので「サスティナビリティが高い」といった使い方が適切です。



エコとの違い

サスティナブルに似た言葉として「エコ(Eco)」が挙げられることもありますが、厳密に言えば少し意味が違います。

サスティナブルは「良い暮らしを継続していくこと、そのための活動」に重きを置いていますが、エコは「自然環境を守ること」を指します。地球温暖化などを考えたエコな生活や活動も、サスティナブルな社会を目指す一環ということですね。



SDGsとの関係

関連書籍が多数出版されるなどして、近年浸透してきたSDGs。このSはサスティナブルの頭文字です。正確には「Sustainable Development Goals(サスティナブル・デベロップメント・ゴールズ)」の略で、「持続可能な開発目標」を意味します。

2015年の国連サミットにおいて、加盟国で2016年から2030年までの間に達成しよう、と掲げられた目標のことです。

内容は「貧困をなくそう」「ジェンダー平等を実現しよう」「働きがいも経済成長も」「海の豊かさを守ろう」といったものをはじめ、全部で17つ。大まかに要約すると以下のようなものになります。

・人間として最低限の生活を平等に保証する
・国籍や性別といったものによる差別をなくす
・未来に向けた社会の発展
・地球環境に配慮した生活

SDGsが掲げられたことで、さまざまな企業がサスティナブルビジネスに注目し、取り組んでいます。



具体的な取り組み

企業として、サスティナブルな社会を実現するための取り組みは必要不可欠だと言われはじめています。個人単位の心がけから取り入れることが可能なので、まずはちょっとしたところから導入してみてはいかがでしょうか。



限りある資源を大切に

資源を消費するばかりではなく、再利用や別の活用方法の開拓なども、サスティナブル活動に含まれます。

モバイルバッテリーを太陽光充電ができるものにする、古い建築物を取り壊さずに修繕して活かす、不要な服を回収して別の製品の材料にする…など、「今あるものを新しいものに活かす」という心がけです。

節水・節電といったちょっとしたことも、立派なサスティナブル活動のひとつ。すでに掲げている企業も多いかもしれませんが、サスティナブルを目標に定め、改めて提唱してもいいかもしれませんね。



ゴミ・フードロスを減らす

2020年7月より、レジ袋の有料化が定められました。プラスチックゴミの削減を目的としたものですが、これも地球温暖化などに配慮したサスティナブル活動の一環です。

日本は食糧廃棄率が高い国として有名ですが、これを減らすこともSDGs達成に繋がります。

プラスチック製ストローや割り箸の取り扱いをやめて紙製ストローや再利用可能な箸を使う、発注数や管理方法を見直して食糧廃棄を減らすなど、多くの企業が活動に取り組んでいます。



エシカルを心がける

エシカル(Ethical)とは、「論理的」「道徳的」といった意味を指す言葉です。

地球環境に配慮した行動だけがサスティナブルな活動なのではありません。自分たちや周囲で暮らす人々、社会といった広い視点で配慮することが大切です。

たとえば、製品を安価で売買するために、労働者の給与を不当に削減するようなことがあってはなりません。消費者の快適さには配慮されていますが、労働者の生活は軽んじられていることになります。労働者が健やかに働き“続けられる”環境ではありませんよね。

労働には見合った対価を支払う。安価なだけではなく、質に見合った価格の「良い製品」を選ぶ。といった、事業者と消費者双方の心がけが大切だと言えます。



まとめ

サスティナブルとは、地球環境をはじめ、そこで暮らす人々や動物、社会や経済といったすべての営みを健全に継続するための試みです。大々的にこれを目指しますと掲げ、SDGs達成目標の2030年に向け、さまざまな企業が取り組みを始めています。

難しいことのように感じられるかもしれませんが、節水や節電といったちょっとしたことから気軽に始めることができます。

企業発展のために必要なサスティナブル思考、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。



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ライター:野倉